どうも、京塚質屋スタッフのSです。本日は質屋でメインで取り扱っている時計ブランドの代表格、ロレックスについてのお話を。
質屋では様々な商品を取り扱っていますが、その中でも時計の中ではやはりロレックスが一番代表的なブランドとして挙げられます。
何故かというと、それは単純に「購入した金額に対して、質預かり(買取り)金額の割合が、他のブランドに比べて圧倒的に高い」からです。言い換えると、お客様が持ってこられた商品の中でも金額的に損をしにくいブランド、と言えます。
100万円で買って150万円で売れるモデルも存在する夢のようなブランドと言えるでしょう。
通常、質預かり(買取り)をする時に私たちが付ける金額というのは、「より新しいモデル」が金額として高額になることが多いのですが、ロレックスの一部モデルには、その常識を覆すようなモデルが存在します。
いくつかそういったモデルがありますが、「デイトナ」というモデルについて今日はご紹介します。
「デイトナ」を皆さんはご存じでしょうか?調べればすぐ分かりますが、ロレックスのスポーツモデルで、クロノグラフやタキメーターを搭載した、「デキる男」の雰囲気漂う超人気モデルです。
人気モデルのため、相場状況にもよりますが、基本的に小売されている金額が定価を上回っていることの多いモデルとなります。型番は古いモデルから順に、16520・116520・116500LNとなります。
ここで通常のモデルであれば116500LNが最新のモデルのため、一番取引の金額は高くなると思われがちですが、デイトナに関して言えば、16520、つまり古いモデルの方が高値で取引されています。
その理由は、見た目が違う、高い素材で出来ているといった理由ではなく、「中に入っている機構」が違うという理由です。
詳しくお話すると、この16520というモデルには「エル・プリメロ」という機構が搭載されており、これはゼニス社という別の会社が制作した、当時の最新の機構です。
その為、マニアの間で火が付き、古いモデルの方が高いという他のモデルでは考えられないような状態になっております。
私個人的には見た目もほとんど変わらずに中身が違うだけという理由で金額にここまで差が付くというのはどうなんだろう、という気も若干しますが、現在の相場状況は異常な程で、16520の相場が116520の倍ほどの金額になっていた時期もありました。現在は少し落ち着いてきてそこまでの価格差は無いものの、依然として16520の相場の方が高いという状況は続いております。
少し長くなってしまいましたので今日はこの辺にしておきます。次回もロレックスの他のモデルについて紹介したいと思います。
see you again…
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